기억나나요
覚えてるかな지난 시간들이 잊고 있었던 날들
過ぎ去った時間が 忘れていた日々を잊혀져갔던 모든
忘れられた全ての바람들이 어느새 하나둘씩 떠올라
願いたちがいつの間にか ひとつふたつ思い浮かんで그댈 반겨줄 거예요
바람 – 적재
君を喜んで迎えてくれるはずさ
바람 : ① 風 ② 願い ③ 浮気
一番初めに紹介した歌詞は、私の大好きなJukjaeの바람という曲。
この曲、初めて聴いたのはJukjaeのコンサートのアンコールだったんですが、
바람という曲をお届けします。
といわれたとき、私の脳内では
바람ね!風ね!
と勝手に変換されたわけです。
それで、コンサートの帰りにApple Musicで「Jukjae Wind」と検索して原曲を探したんですが、
まあ出てこない。
必死に探した後に気づいたのは、
この바람は「願い」だったってことです。
というわけで、何が言いたいかというと、
それ以来、なんとなくずっと気になっていた、
なぜ「風」と「願い」、それに加えて「浮気」までも
全部 同じ 바람 という単語なのか、
その語源について調べてみることにしました!
바람 : 1) 風
「風」を意味する“바람”の語源は、
「吹く」を意味する“불다”だそう。
この불다の語源は、「火」を意味する불。
火を起こしたり、火種を大きくするためには、
ふーっと風を吹いたり、うちわで風を送ったり、火を起こす行為には「吹く」行為がセットになってるのが語源の理由だそうです。
바람 : 2) 願い
「願い」を意味する”바람”の語源は、
「願う」を意味する“바라다”でした。
歌詞コラム3でも紹介した、ㅁ(미음)で動詞が名詞化されたってことです。
바라다(願う)→ 바람(願い)ですね。
さらに遡ると、古代エジプト文字に起源があるそうですが、
興味ある方は、こちらの記事を覗いてみてください★
ここまでをまとめると、
風の“바람”と願いの“바람”は、語源となっている動詞は違うけれども、
その動詞が似ていたために、
結局同じ単語になってしまったってことでした。
바람 : 3) 浮気 → 바람을 피우다 : 浮気する
最後3つ目!
「浮気」を意味する“바람”ですが、
この“바람”、まさかの「風」の“바람”でした。別の単語じゃなかったんですね!
動詞をセットにして、「浮気をする」という形で見てみると、韓国語では
바람을 피우다
といいます。
この“피우다”という単語は、「咲かす、起こす、吸う」などの意味がありますが、
この場合は
바람을 피우다で「風を起こす」という意味になるんです!
そう考えると、日本語の「浮気」とちょっと雰囲気は似ている気がしませんか?
浮気は、気持ちが浮いてるから「浮気」ですよね?
바람을 피우다も、直訳が「風を起こす」なので、
風が起きて体や心が浮いちゃってる雰囲気は同じような気がします。。。
ちなみに、韓国語では「浮気」に関して、
바람이 들다(風が入る)という表現や、바람나다(風が出る)という表現も使うそうです!
下のブログによると、男性の「浮気」は바람을 피우다(風を起こす)をよく使って、
女性の「浮気」は바람나다(風が出る)をよく使うそうで、
男性の方がちょっと能動的だからとかなんとか…なんか、面白いですね🤣
以上、3つの意味を持つ「바람」について、語源を調べてみました〜
同音異義語は正直混乱するし、
韓国語は日本語のように「音は一緒だけど漢字が違う」みたいな見分け方ができないので、
これどっちの意味だ?!と悩むことも多いですが、
風の바람と願いの바람をうまく掛けている歌詞やセリフなんかもあったりして、
そういう言葉遊びみたいなのを楽しめるのは、それはそれで素敵だな〜と思います❤️
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント